私が勤める会社はなにかあるたびにレポートを書かせる。先日私が受講した研修も同様だ。このレポートが誰に読まれて最終的にどう扱われるのかは知らないが、少なくとも大きく人事査定に響いている様子は感じられない。能力がある人が昇進するよりも、そのポストが必要だからと迫られて昇進することがほとんどだからだ。であれば、体裁だけ整っていれば要件は満たすし、ほかにもやらなければいけないことは多いので、期待値の低いレポートに時間はかけていられない。

というわけで今回はあらかじめAIで書かせることを目標にして、研修の間はなるべくその内容を覚えきるようにした。研修後はすぐに日記を書き、どんなことがあったか、そのときどんなことを考えたか、まわりの様子はどうだったかを事細かに記載した。まったく研修に関係のないことだっていい。むしろこういう人間らしさが出るノイズがあったほうがいいし、こうなると日記というよりも小説に近くなってくるかもしれない。

レポートの設問は研修のときにどう感じたか?とどのように自身の業務に活用していきますか?というものだったので、まずは考え方の癖を学ばせるためにClaude Codeのセッション履歴も読み取らせておおよその人物像を洗い出してから、まとめる方向を壁打ちスタイルにして決めた。前者の問いに対しては主観を問われているので日記を具体化すればいいし、後者については必ずしも研修の内容と業務の内容は紐つかないので共通項を見つけるには抽象に倒せばいい。

しかしどうしてもAIっぽい言い回しやクサい言い回しにはなるので、都度修正してやりすぎないようにしたり、人間臭さを出すために日記の内容を取り込む比重を高くする。同時並行で開発をしながら回していたら2時間くらいでそれなりのものができてしまったので、もうこれでいいじゃんとなった。いよいよ本格的に肩の上の秘書1時代の到来である。

Footnotes

  1. 星新一のショートショート。AIによる代弁を描いたシュールギャグ。 ↩